theorem -st-
こちらの作品もtheorem特有の戦闘態勢を崩さぬ音楽が進んでゆくが、前作に比べるとかなりメロディアスな印象を受けるだろう。
シャウトの中にも歌を感じるテイストであり、ハッキリとしたギターのリズムワークにより整理されたバンドの音像はかなり聴き心地が良い。
リフレインするギターが前作では楽曲のダークな部分を助長していたとするならば、今作はどこか前向きな光を求めるような印象がある。
決して明るい音色になりすぎぬ塩梅でそう魅せられる妙は、ある種の金字塔であろう。
p.s.アルバムを開けて1音目、確信あるベースのフックが飛んでくるので、全員是非ブチのめされるように。
Reviewed by Amane Yamada
1. C.R.A.C.K
2. リメンバー
3. 碑銘
4. EDGE OF TOMORROW
5. 煤煙
6. Firebird
7. クロスロード
8. コースアゲイン