ピーナッズ -ハッピーセット-
眩しすぎる。
ピーナッズを初めて聞いた時の感想だ。
東京八王子発!母国語ポップパンクバンド!
と銘打つ彼らだが、僕にとっては大学の先輩後輩や同級生、元バンドメンバーらである。
何もない山の中にポツンと存在するキャンパスで出会った彼ら。(眩しい)
僕が一年足らずでやめたサークルで切磋琢磨し、友情を深めた彼ら。(眩しい)
最初は部室の一角でマイクを立ててレコーディングしてたらしい彼ら。(眩しい)
一枚目の本アルバムには、そんな原風景のような歌詞が多く見受けられる。
海の歌詞が多いのは海への憧れか、Ba:ヒイロの志摩への郷愁心か。
ピーナッズ最大の特徴は「全員歌える」事だろう。
曲が変わるにつれ、リレーのように歌のバトンを渡していく…
その辺りも眩しすぎる。
でも当時は眩し過ぎて受け入れ難かった曲たちは、今なぜか僕の思い出のようにもなっている。
4人の声を聞けばあの楽しそうな地下サークル棟を横目にバイトへ走る僕が蘇るんです。
ストレートに青く眩しい他人の思い出を借りパクしたい人へおすすめ。
あとメロディーは全部いいのでそこんところも必聴です。
Reviewed by Kai Yoshida
1. 夜空のひみつ
2. 私はやっぱりロケンローが好き
3. 海へ行こうよ
4. 君は綺麗だ
5. 守ってあげたい
6. 思い出の街
7. バタバタ